long story parallel
□続にいづま
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「ただいま〜。俺お風呂入りますね〜。」
「えー!着替えちゃうの!?」
仕事から帰ってくるとすぐ着替えてしまう俺に、いつも不満げな我が家のお嫁さん。
だって汗臭いの流したいんですもん。って言ったらもっと不機嫌になりました。
「乙女心ってもんが分かってねーんだよ!ばーか!はーげ!…てないけど…。」
って言ったままぶすりとしています。とりあえず、お風呂を済ませて食卓についても、まだぶすりとしています。
「あーこのきむちラーメンいつもよりおいしいなあ!ひょんまた腕上げましたね。」
ってほめてもダメ。
「あれ?ちょっと髪の毛切りました?似合うなあ!やっぱかわいいなあ。」
って言ってもダメ。
これは本格的に拗ねましたね。
ご飯のあとに、なんで着替えちゃだめなんですか、って問い詰めてみました。
バックハグして、耳元で囁いてみました。これにうちのお嫁さんが弱いの知っています。
案の定真っ赤になりましたよ。ふふ、かわいいなあ。
ねぇ。ひょん、なんで怒ってるんですか?ちゃんと教えて?なんでもしますから。
なんでも…?
おっと、食いつきましたね。俺、何やらされるんだろう。少し、わくわくしている自分がいます。
「聞いても…バカにしねぇ…?」
「…しませんよ。」
「なんだよ、今の間。」
「しませんってば。なんですか?姫の言うことならなんでも。」
「姫とか言うなばか。」
「だって、俺の可愛い姫ですから。」
「っっ…!!」
(どうしよう、甘すぎてしにそうbyみや)
しばらくそのままいちゃついてたんですけど、ひょんがふぅとひとつ息を吐いて切りだしました。
「みのと…社内恋愛ごっこしたい…から…。」
しゃないれんあいごっこ??
はてなが飛び交ってる俺の顔が少し怖くなっていたようです。
「…忘れて…。」
とてもしょんぼりしてしまいました!!!これはまずい。
「やりましょう!しゃないれんあいごっこ!」
もう、何でひょんが怒っていたのかもう分からないけど、とにかくどうにかしなければ。
どうなるんでしょう。これ。
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