long story parallel
□続 歌うたい
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続 歌うたい
minho side
遅めの昼ごはんを食べたあと、のんびりしていたジョンに声をかける。
「ひょん今日お店に顔だす日だよね。」
「え?あ!そ、そうだね!」
読んでいた雑誌をバタバタと落として、急に慌てるジョン。
おかしい。ここのところなんかおかしい。
少し前からジョンが挙動不審のような気がする。
俺に怒ってるとかでは無さそうなんだけど、急に俺をぼーっと見つめてきたり、今みたいに慌てたり、なんか変だ。
でも言いたいことがあれば、じょんは面と向かって言ってくれるし。
だからきっとこの状況について説明してくれるだろうと思って待ってるんだけど。
どうやらなかなか言い出せないらしい。
それとなく、どうしたの?って聞いても、何でもないっていう答えが返ってくる、てことを繰り返していた。
何か不安なんだろうか。
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jonghyun side
ミノとの関係は驚くほど順調だった。
ミノを知っていけばいくほど、好きになる。
いつでもオレが安心する言葉をくれて、優しく抱きしめてくれる。
こんなに真面目に恋してるなんて、初めてのことだったから、戸惑う事もぶつかることもあったけど、
結局のところミノのことが好きで堪らないってとこで落ち着いている。
ミノがいっぱい愛をくれるから。
でも。
オレが、いつか、オレが全部ぶち壊すんじゃないか。
いつまで幸せでいられるのか分からない。
不安はいつも心の底に沈んでいる。
良くないことが起こりそうな。
そう、だってオレがこんなに幸せでいられるなんて、奇跡みたいなものだから。
嫌な予感ほど当たりやすいのは何故だろう。
ある日、夕飯の材料を買いにいって街を歩いていたときだった。
後ろから声をかけられる。
「じょんひょん?」
え?この声は....。
振り返ったらダメな気がする。
でも、無視もできなくて、
振り向いたら
やっぱりダメだった。
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