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□契約
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曇り空が続いたある日
黒曜ヘルシーランドは冷たい空気に覆われていた
そんな中―――
「骸様....」
クロームが綾香を連れて来た
「おや?クローム隣の方は?」
骸は珍しくクロームがだれかを連れて来るのが嬉しいのかそれとも...
「公園で...仲良くなったの...」
クロームはおずおずと説明した
スッ
『はじめまして私綾香と言います、よろしくお願いします』
そういうと綾香は骸に近き頬にキスをした
「クフフフ...貴女は僕が怖くないのですか?」
骸はクフフフと笑いながら綾香に訪ねる
『怖くないわよ?魅力的だと思うわ』
綾香は精神年齢が上で大人っぽい感じだと骸は思った
「...クフフフ、面白い。では契約致しましょう」
骸は三叉の槍を持った
『契約?』
首をかしげて問う
「ええ、クロームや犬、千種も契約しています。ですので貴女も」
おかしいですね...契約とはもっとも信じているものや役に立つ人でしかしないはずが...
『わかった』
綾香はそういうと目を閉じた
...嗚呼、早くしなければ...
ピッァ
『っ...』
「終わりましたよ...」
骸は三叉の槍をしまった