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□朝起きて...
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チュンチュンと鳥の鳴き声と共に花澄は目が覚めた


『ん〜...』

腕を上げ伸びをする


『...って、今何時?!』

「今は午前11時21分でございます」


セバスチャンが懐中時計を見ながらワゴンを押して来た


『...あ、おはようございます!』


「おはようございます。良く寝れましたか?」


紅茶を淹れながら微笑み紅茶を渡す


『はい!お陰様で!』

紅茶を受け取り両手で持ち一口飲んだ


「今日はこれから坊ちゃんに逢っていただきたいのですが、大丈夫ですか?」


まだ傷口の心配をしているのか心配そうに訪ねる

『はい!是非とも!』

そういうと残りの紅茶を飲み干した


「ではこちらに着替えて下さい。その格好では...」


セバスチャンは花澄にピンクのドレスを渡した



『あ、はい!?ドレスですか??!!』


今までドレスを着たことがないのか慌てだす


『(こんな可愛いドレスなんて...生まれて初めてだよぉ)』


とりあえずそれしか着替えるものがなく着替えることに


「メイリンを呼びましょう」


チリンチリン


と鈴を鳴らす


ガチャ

「お呼びですだか?!」


メイリンと言う女性が入って来たかと思うとメイリンさんは驚いたようにとまってしまった

『?』

「目が覚めたですだか?!良かったですだよ!!」



泣きそうな勢いで迫ってくる
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