Collaboration

□小ネタ0 スポーツの秋(完結)
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小ネタ0 スポーツの秋




「そういやさ、僕らって身体能力が高いくせにスポーツとか無縁だよね」
「やればそれなりに出来るだろうがな」
「うわ、ひょっとしてそれって、やな奴代表じゃないの?」
「(代表?)どういう意味だ?」
「だってやらずに出来るなんて、努力してきた人たちに失礼じゃないか」
「面倒くさがりのお前がそれを言うか」
「あ、でも―――ぶっ‥くすくすくす」
「………なにか可笑しいか?」
「べっべふにっ笑ってらんか」
「いや、明らかに笑ってるだろ」
「ぷくっ・あはっあははははっ!らめら!ごめん、耐えらんない〜っ!」
「悶絶するほど笑えるのは喜ばしいことだが、どうせ俺を笑ってるんだろ」
「ヒガイモウソウデスヨー」
「そこ、棒読みで言われてもな。ええい、キリキリ白状せんか!さもなきゃもっと笑わせてやる!」
「ぎゃっはははっ!ちょ、止めて!擽んの止めてったら〜っ!言う!言うから、ね!?」
「チッ。もう降参するのか」
「きみって時々分かんないんだけど。今は僕が笑った理由が知りたいんだよね?それともただ僕に触りたいだけなの?どっち?」
「無論、どっちもだ」
「いい顔すんな。ちょっときみがスポーツに汗してるとこ想像してみたら笑えちゃったの!」
「それのどこがそんなに可笑しいんだ」
「だって――きみが玉入れとか綱引きとかやってる姿って!ぶはっ!あはははっ」
「なんでよりにもよって、そういう競技に俺を参加させるんだ?」
「あれ?運動会は駄目?もー小煩いなぁ。じゃあどんなスポーツならお気に召すんでしょうかね、アスランさまは!」
「(なんで急にキレてんだ?)そうだなぁ…サッカーとか?」
「うん」
「バスケとか」
「うん」
「テニスとか……」
「…うん」
「………………」
「………………」

「…ぶっ!」
「………………」
「ち・ちがっ!だから!僕は別に笑ってなんか!ただ!」
「ただ?」
「や!似合わないっていうか!駄目だ、お腹痛い〜っ」
「お前、ほんっとーに失礼だな!」
「爽やかな汗を流すアスランとか!あはははっ!こ・こんなに笑ったの久し振りだよ〜!!」


「もう勝手にしてください」




おわり




→お待ちかね!次のページが藤臣さまのターンです!!

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