熱シリーズ

□続々・熱(完結)
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黙々‥黙々‥黙々と仕事に精を出してる私、竹内都。


「うわっ‥竹内さんが顔上げたわよ‥」
「目を合わせちゃダメ
私はゴーゴンかよ
石になるってか

確かにカリカリしてますよ?

だって毎度の事ながら恋人から正式な婚約者になった東郷清志郎からのそれはそれは長い放置プレイにねっ


今、清志郎さんは学会で出張中‥学会前はその準備で忙しいとかなんとか

ただね毎回言ってすまんが‥メールくらいしない?


どうやら彼はメールとか得意では無いみたい‥それは聞かずとも想像出来たけどここまでとは…


はぁぁ‥


「いやっほほ」丸中が相変わらず可愛く見せ掛け歩み寄ってくる

親指を立てウィンクしながら
「枯れてるかい
って言った時はぶっ飛ばそうかと思うくらい可愛いヤツ。


「これ、通らないから渡しといて」
珍しく仕事の話しだった。丸中は経理、誰かの領収が落とせなかったらしい。


「ところで都まだ爬虫類帰らないの


「あんたが爬虫類言うなつってるでしょ


「砂漠にオアシスをいや爬虫類を
言いながら去って行く丸中…シメる絶対シメたる


背中に念を送っとく。
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