熱シリーズ
□続・熱(完結)
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あんの爬虫類
放置プレイかい
またまた2週間近く連絡の付かない恋人、東郷清志郎にイライラしてる私、竹内都。
メールくらいチェックしたらどうなんだい
「もう、なんの為の携帯だよ」
「竹内さん、すみません、この決算書なんですが…」
いかん、いかん
決算の忙しい時に…
集中よ都。
「どれ?」
頭を切り替え仕事に励む。
公私はちゃんと区別しないと
って出来てるか私。
頑張ろ
やっと仕事から解放されどうどうと、悶々してたら
「都お疲れ様」
同期の丸中愛理が周りに可愛らしく見えるように計算しながら可憐に走ってくる…
確かにあんたは可愛いよ?でも、そろそろ違う路線を考えては‥25過ぎてんだから。
「都デート?」
私の眉間のシワが見えるかい丸中よ
「デートってなんですか?っう感じ」
「うふふ爬虫類とは上手くいってないの?」
「あんたが爬虫類言うな」
プリプリしながら歩く私に付いて来る丸中。
「ねぇご飯食べに行こうよ」
「いつもさ、私を誘うけどあんた彼氏は」
こっちの事ばかり聞かれてるしたまには聞いてみる。
「いるよ私だって暇な時しか誘わないわよ」