進撃の巨人夢小説:「はじめまして、お久し振り」

□tiny
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その日の訓練は陣形の確認及び変形の訓練だった。モネは、監視という名目でリヴァイの真後ろで馬を走らせる事に決定した。
(リヴァイ…仕事って言ってもやっぱイライラしてるなぁ…)
と、ハンジは苦笑を浮かべた。元々表情は柔らかい方では無いリヴァイだが、今日は何処かふてぶてしい。それが周囲に影響しているのかは分らないが、空気がピリピリしている。
陣形変形の合図がかかった。
自分の合図に移動しようとしたリヴァイがふと隣を見ると、新兵が緊張した空気に耐えかねて間違えたのか、馬を逆の方向…つまりリヴァイの方に馬を寄せてきた。
「おい!逆だぞ!」
リヴァイの声で自分の間違いに気付いて、方向転換をしようとした時には遅く、リヴァイは宙に投げ出されていた。
打ち所が悪かったのか、リヴァイの意識は遠のいて行った。
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