短編〜海賊
□捕まりました
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ひとり用の小さな船。
いっぱいに風を受ける真っ白い帆。
髑髏は掲げない。だって私は海賊じゃないもの。
海を愛し、小舟で気ままに島々を渡り歩く旅人みたいなもの。
そこそこ強いし危ないことには首を突っ込まないようにしていたから、大して危険な目にはあってない。
悪いことはしないし、誰にも迷惑かけてない。人との関わりは平均すれば希薄だけど、陸に上がったらその土地の人といっぱい仲良くなる。
だから私の友達は世界中にたくさんいるの。
今もそんな気ままな航海の最中だったんだけど…
「クレア、おれの仲間になれ」
「馬鹿言え!クレアは、俺様の船に乗るんだ!な、クレア」
…なんでこうなっちゃったかな
厄介なの計2名に捕まりました
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