放っておいてくれ

□放っておいてくれ24
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学園長の話には最終的に俺が折れた。
というわけで、仕方なく生物委員会の活動している小屋に向かう。
竹谷がいるのが分かった。

「たーけーやー!」

そして振り向く竹谷。駆け寄ってきた。なんかじめっとした表情で。

「月波先輩…。」

「なんかよく分からんが、委員会に入れと言われてな。話は聞いてるか?」

俺、一から説明とか嫌だからな、めんどくせー。
竹谷は頷いた。

「はい。」

なんとも言えない微妙な表情の彼。
意義があるなら学園長に申し立ててくれ。大歓迎だぞ、俺は。
なんて思ってる内にわらわらと駆け寄ってくる下級生達。
が、取り合えず竹谷を見る。

「よしよし。意義の申し立てもお前からなら聞くだろ。今すぐ学園長のところにいくぞ。」

「…は?」

…あれ、ポカンとされたぞ。何でだ。
首をかしげる俺。
そんな中、伊賀崎が俺の制服の袖を引っ張る。
そんな奴を見れば、首に毒蛇を巻いているというおっそろしい姿が目には入る。
え、蛇って首に巻くものだっけ?
なにこれこわい。

「生き物を飼ってる小屋を案内しますから、ついてきてください。」

いや、だから蛇…。てか、俺は委員会には入らないぞ…。あと、蛇…。

「何してるんですか、行きますよ。」

…あの、蛇…。
引きずられていく俺。蛇効果が大きすぎてなにも言えない俺。
生き物の餌らしきものを持っている一年生達は、普通に伊賀崎と話している。
…え、蛇は?
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