花紅柳緑

□月が欲しいと泣く子供
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 山本五十六



 1 さき匂ふ花の中にもひときはにかをりぞたかき花の益良雄。


 2 指折りてうち數ふれば亡き友のかぞへ難くもなりにけるかな。


 3 人は神ではない。誤りをするというところに人間味がある。


 4 人は誰でも負い目を持っている。それを克服しようとして進歩するものなのだ。


 5 かへり來ぬ空の愛子の幾人かけふも敵艦に体当たりせし。




 6 男は天下を動かし、女はその男を動かす。


 7 大君の御楯とたえず思ふ身は名をも命も惜しまざらなむ。


 8 華々しくも戦いてやがて後追う我なるぞ。


 9 かねてより思ひ定めし道なれど火の艦橋に君登りゆく。


10 天皇のみ楯とちかふま心はとどめおかまし命死ぬとも。




11 あと百日の間に小生の余命は全部すりへらす覚悟に御座候。


12 百年兵を養うは、ただ平和を護るためである。


13 私にやれと言われれば、1年や1年半は存分に暴れてご覧にいれます。しかし、その先のことはまったく保証できません。


14 どんなことでも部下の失敗の責任は長官にある。下手なところがあったらもう一度使う。そうすれば必ず立派にし遂げるだろう。


15 やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず。




16 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。


17 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。 


18 自分がただ道具に使はれたに過ぎぬやうな気がして誠に不愉快である。


19 世の中に立って、国の為に尽くすことが、先生に対する生徒の、第一の恩返しになる。


20 比ひなき勲をたてし若人は永久にかへらずわが胸痛む。





 
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