short


□相 know.
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『真ちゃんは酷いよ』

部活が終わり、いつも通り自主練を始める。
これからが二人だけの時間だ。
たらりと流れ出る汗は、体の中の汚物を放出するモノのはずなのに、真ちゃんが纏うと綺麗に見えてしまう。

そんな真ちゃんの綺麗な瞳は、俺には残酷なくらい純粋に見えたんだ。


I know
ーーーfrom.T


『いきなりなんなのだよ』

『俺さぁ、人より視野広いから結構いろんなものが見えるんだよね。
とくに真ちゃんのことはよく見てるよ?だって恋人だしさ。
それでね、気付いたんだ俺』

『何がだ?』

『真ちゃんさ、俺を通して誰を見てるの?』

『は、』

『真ちゃんバスケするとき、たまに悲しそうな顔するよね。
セックスするときも、いつもは怒るのに俺が中出ししても真ちゃん怒らない時あるの自分で分かってる?
最初はただ気分なのかなって思ってたけど違った。
そういうときの真ちゃん、幸せそうな、それでいて悲しそうな顔してるんだよ』

『そんなこと』

『ねぇ、俺じゃ真ちゃんの一番にはなれないの?
真ちゃんの心には誰がいるの?
俺は真ちゃんが一番で真ちゃん以外いらないよ?
世界でただ1人、真ちゃんだけを愛してるよ?
俺じゃ駄目?


はは、こんなこと言ってもどうしようもないよね。
だってあの真ちゃんがこんなに夢中になるんだもん。


…俺じゃバスケのセンスも体格も性格も見た目も、すべてが違いすぎるけど…俺じゃ青峰にはなれないけど…変わりでも良いからさ、俺のこと愛してよ………ッ』

初めて真ちゃんの前で涙を見せた。
それを拭ってくれる真ちゃんの優しさは暖かくて、残酷だ。

end.

この高緑→←青黄ネタお風呂で思いついたんッスよー。
やっぱ1人でリラックスしてるといろいろネタ浮かんでいいですね!!!
1人ばんざぁい!!!

け、決してぼっちなどではないぞ!!!!(必死)


とび森やっと買えた葉山玲斗
(1月13日(日))

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