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□未来を掴む手
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崩れていく世界
落ちていく感覚
放り出されて散り散りになる仲間
「手を！」
あなたは当然のように、私たちに手を延ばした。
延ばしたその手を、
離れるみんなの姿を見て、甦る言葉
『壊す力なら…守る力にだってなれる』
うん
今なら、わかるよ。
絶望よりも、強い想い
悲しみよりも、確かな想い
守りたい。
大切な人たちを、その故郷を。
守りたい。
こんな私たちを受け入れてくれた、大切な仲間だから。
「ファング」
「いいのか？」
固く、手を握る。
迷いはない。
これが、みんなの為にできる、せめてものことだから。
「行こう」
迷いはない。
これが、みんなの明日へと繋がるのなら。
ごめんね
延ばしたその手は、掴まないから
あなたはその手でコクーンを守って。
私たちの、大切な人たちの故郷を。
ありがとう
延ばしたその手は掴まないけど
コクーンの未来をみんなに託すよ。
ありがとう
同じ未来は歩けないけど
どうかみんなが笑える未来を。
そのためなら、私はいくらでも強くなるよ。
end
後書とか→
EDでﾗｲﾄさんが2人に手を延ばしていたと思い込んで作ってしまったお話orzｻｰｾﾝ