Shorters

□つたえて
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「…─ス! ザックス!」






誰かが、俺をよぶ声がした。




それが誰だか見ようとしたが、なぜか身体中がいたんで目もあけられない。





周りはなにやら切羽つまっているらしいのに、起きあがることさえできやしない。







なんだ…なにが起きたんだ…?







「もう少しの辛抱です、すぐに救護チームが到着します!」










あぁそうか






俺、セフィロスにやられたんだっけ







そりゃあ動けないはずだよな








自分を笑ってやろうと思ったのに、いたみが増すばかりでなにもできない。







俺、このまま死ぬのかな








「…─! …─!」








声がとおのく。





意識がはっきりしない。







その間もまわりでは戦闘の気はいがする。





こんなときにたたかえないんじゃ、ソルジャー失格だな









いたみが薄れる。





それはいいことのようで悪い兆しだとしっている。







あぁあ






俺も ここまでなのかな






こえは、もうきこえない。















 『 待 っ て る 』












だめだ






まだ だめだ







やくそくしたんだ







あいにいく って







やくそく したん だ









なぁあんた






つたえて くれないか








あいに いく っ て








つたえ て くれ な いか










かならず か える から っ て















あのこに





end






五代目拍手でした。

あっためてあるザックスとのネタをちょっと出してみたり。


アルジャーノン手法に挑戦してみました。

改行ばっかですいません…;



ありがとうございましたー



09.02.11


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