侍7よろず話

□幼き日々の記憶《中編》
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幼き日々の記憶《中編》1

この世の理想郷‥シャングリラと呼ばれるこの国がその名をほしいままにしていた時代。
その国で何不自由なく天真爛漫に暮らしていたキュウゾウは、最愛の母を見知らぬ男に取られるのではないかと小さな心を密かに痛めていた。
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