闇黒詩篇(過去ログ)

□闇中美花
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冥府へと誘う美しき真紅の花弁は

一枚一枚地に落ちて

最後の一枚が落ちた時

永い永い闇の中

深く冷たい死への道を歩んだその先に

凛と咲く真紅の花

そして最期を迎えるそのときに凛と輝いて散ってゆく

人も花も同じこと

所詮は死に(ちり)逝く宿命(さだめ)なのだから
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