dream■long_Croco vs Dofla_T
□似非秘書BW勤務日報-冬眠編-
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BW社は、実力主義の通年採用。
本日はミス・オールサンデーより、志望者がいれば都度行われる採用試験を受けた中に是非見て欲しい者がいるとの連絡を受け、社長室に映像電伝虫が持ち込まれた。
「この娘よ。」
そこには、黒服の戦闘員の攻撃を次々に交わし、肉眼では見えない速さで軽々と全員を一発で仕留める女の姿が映されていた。
「担当のエージェントじゃ相手にならなくて、ダズまで引っ張り出して
…引き分けたの。
しかも、身体能力のみで。」
「あ?…能力者じゃねェのか。」
ロビンが頷くと、クロコダイルは珍しく驚いたような表情をし、顎を親指で擦りながら熟考した。
「…内勤で雇う。
名目は俺の秘書兼ボディガードだ。」
「え?
…貴方がそう言うならそれでもいいけど、ボディガードはともかく秘書としては全く使えないと思うわ。」
ロビンが渡した書類を見ると、確かに体力値に比べて教養は限りなく底値だった。
「…。
お前が何とか教育しろ。」
「何ともならないレベルだわ。」
「……。
まァいい、その辺のことは後々考える。
とにかく、今日から社内に部屋を準備して社長室勤務だと伝えろ。」
ロビンは頷いて踵を返したが、ふと思い出したように振り返った。
「…そう。それから、賓客の接待も任せないほうがいいわ。
…会ってみたらわかると思うけれど。」
「…?
わかった。
とにかくすぐにこちらへ連れて来い。」
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