dream■short_T

□お見合いパーティー【硬派編】
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お見合いパーティー事前アンケートで、年上が好きだと記載したら思った以上の平均年齢だった。


まぁ、でも渋カッコイイオジサマ好きには鼻血が出るほどの上モノ3名に言い寄られ大興奮。



…なのだが、揃いも揃って口数が少なく、何やら重苦しいムードに包まれていた。




名無しさん「み、皆さんは、結婚においてどんな将来が理想なんですか?!」

(何で女の私が必死に話題振り…)



ミ「ふむ。



やはり死が二人を分かつときには、愛する女を背に護り、我が剣を形見に遺したい。」



ベ「俺は、案外先に逝かれるほうが辛ェんじゃねぇかと常々思ってる。


俺が支えて看取ってやりてぇ。」



ク「フン、テメェ等綺麗事抜かしてんじゃねェよ。



俺がくたばるときには、俺のこの手でそいつも枯らしてやる。


死んでも他の野郎にはくれてやらねェ。」



名無しさん「…あの、もし良かったら、もう少しいやだいぶ前の段階の話を…」

(将来の話がいきなり死って…)



ミ「そうだな。


形見にとも思ったが、この剣は我が息子が成人した暁に引き継ぐのも悪くは無い。」



ベ「俺は、娘が成人したらカタギの男と所帯を持ってもらいてぇな。


まァそんとき海賊の娘ってェのが障りになるようなら、親の名も捨てる覚悟はあるさ。」



ク「テメェ等シケたこと言ってんじゃねェよ。



20年経ちゃあガキも20人だ。


男だ女だでいちいち将来(さき)決めてちゃ保たねェだろ。」


(クロコダイルさん毎年孕ます気?!

ていうか何歳まで現役でいるつもり…)


名無しさん「…あー、まぁ、時系列は多少は遡っていただけましたがもっと前提として…」


ミ「そうであったな。


未だ名無しさんは我らの中より共に墓へ入る相手を選んでおらぬな。」


(何故、どうしても話が死亡の方向へ…)


べ「名無しさんも目の前で雁首揃えられてちゃ言えねぇよな。


俺たちゃ一旦ここを出るからよ、心を決めたら追って来な。」



ク「フン、テメェ等はそのまま帰りやがって問題ねェぜ。


名無しさん、待たせんじゃねェぞ。」




結局、意図した質問には何一つ答えて貰えなかった気がするけど誰を追いかける?


ミホーク→p.2

ベックマン→p.3

クロコダイル→p.4
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