☆ARS☆

□また三人で
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〈椎梛side〉



椎梛「お邪魔しまーす」

和「邪魔すんなら帰れ」

椎梛「…荒谷椎梛、帰ります」

和「えっ、ちょっ、待って(汗)」

椎梛「先生が私に『帰れ』と仰ったので帰ります」

和「いや、違うの(汗)いつものウザい奴等かと思ったから(汗)」

椎梛「そんな方々と私の声の選別も出来ないんですね」

和「いや、違うん「大丈夫です」

椎梛「先生が思ってらっしゃる程私は弱くないので」

和「だから違「では!」

椎梛「失礼します」

和「待「おっと(笑)」

翔「危ねぇよ」

椎梛「今日の二宮先生は不機嫌みたい」

翔「どーした?」

椎梛「“お邪魔します”って言ったら“邪魔すんなら帰れ”って言われた」

翔「じゃあ違う場所にしよっか」

椎梛「うん。この際翔さんと私の秘密の場所作ろ?」

翔「そーだね」


翔さんにお姫様抱っこをしてもらって保健室を出る。


翔「ニノさ、その程度の鼻声で椎梛ちゃんって分かんなかったの?」

椎梛「うん」

翔「本当に好きなのか?」

椎梛「違うでしょ。私は唯の標的でしょ」

翔「どーだろーな」


翔さんは曖昧な返事をして私を社会科教室まで運んだ。



あ、そうそう。

櫻井先生は社会の先生。


翔「ココにしよっか?」



この社会科教室の鍵は翔さんしか持ってないから和さんは絶対入れないの。



翔「今日からココが俺と椎梛ちゃんの秘密の場所ね?」

椎梛「うん!」
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