☆ARS☆

□秘密基地は保健室
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椎梛「失礼し…」

和「あーほら、本来の使い方する人来たからお前らいい加減出ていけって」

「「チッ…」」


態となのかは知らないが、女子達はぐちぐち言いながらぶつかってきて私はバランスを崩した。


椎梛「い…っ」


…たくない?


扉が閉まると煩い声は遠くなり、軈て静寂が訪れる。


和「っとっと……大丈夫?…ってまたアンタかい(笑)」

椎梛「私だって来たくて来てる訳じゃありません。寧ろ来たくないし」


表向きは優しい人気者の保険医だけど、裏の顔は意地悪な相当の遊び人だから。


そんな人が学校の保険医をしていられるとか…世の中終わってる。


和「助けてあげたのにそれはないでしょ(笑)…まぁ僕も助かったからいいや。
で、今日は?」

椎梛「石鹸を取りに」

和「あら、珍しい(笑)」

椎梛「体は弱いけど、四六時中体調不良って訳じゃないんで」

和「四六時中でしょ」

椎梛「…石鹸」

和「仕事手伝ってくれる?」

椎梛「石鹸」

和「やってくれたらね」


何でこんな人が人気者なのか私には分かり難い。
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