☆ARS☆

□一人の男
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〈椎梛side〉




椎梛「………アナタ誰?」

和「本日より私がお嬢様の執事として仕えさせてさせて頂きます、二宮和也と申します」


なんで急に!?


和「聞いてないようですね」


え…声に出してた…?


和「ハイ、すべて」


今の私はきっと、口ポカーンと開けて間抜け面してる。


和「私がご説明致しましょう…」


この二宮とか言う執事の説明によると、昨日までいた執事は…ハワイへ旅行に行ったらしい(笑)

じ、自由すぎる…


内心私の執事を辞めたかと思ってビクビクしてた(汗)


執事としての仕事は…して…くれてる筈…だけど、他はタメ口。


執事というより友達感覚。


“さっくん”って呼んでるし(笑)


だからか私も世間一般にいうお嬢様って感じじゃない。


にしてもハワイか…

椎梛「私も一緒に連れて行ってよぉー!」

和「えっ…!?」

椎梛「あっ、すみません…」


思わず叫んじゃった(苦笑)


ペットと飼い主は似てくるって言うけど、それと同じように私もさっくんの自由人な性格移っちゃったのかな?


よくよく考えてみると口調も似てるような…


ま、いっか←


考えれば考える程迷宮入りしそうだし?


深入りしなーい☆←
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