☆ARS☆
□甘い誕生日
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潤「ほれ、さくらんぼティー。と、一応ジャムも」
これ全部を紅茶にしてしまうととんでもない量になると思い、ジャムも作ってみた。
椎梛「さくらんぼの食べ過ぎで味分かんないかもだけど?(笑)」
潤「大丈夫。俺が作ったヤツの方が比にならないくらい美味しいから(笑)」
椎梛「相当自信あるのね(笑)」
ジャムの方が味が濃いので、紅茶の方から試飲してもらった。
椎梛「美味しい…!」
潤「な?言ったろ?(笑)紅茶はアールグレイを使用してます(笑)ジャムの方もどうぞ」
椎梛「こっちも美味しい!」
潤「お気に召されましたか?(笑)」
椎梛「うん///」
可愛いな。
椎梛「さくらんぼティー、もっとオシャレにしてみない?」
潤「オシャレに?」
椎梛「そう、オシャレに。例えば…このカップをグラスにしてさくらんぼが見える様にするの」
潤「成程」
椎梛「底にクラッシュさせたさくらんぼを入れる事って可能?」
潤「出来るよ」
椎梛「じゃあそれもやってみて?」
言われた通りにもう一度作ってみる。
潤「えっと…グラス、グラス…」
潤「クラッシュさせたさくらんぼを入れる、と…」
潤「どうせならクラッシュさせないさくらんぼもオシャレに入れてみますか」
試行錯誤している俺を椎梛ちゃんは遠くから見ていた。
暫くして漸く出来上がった試作品“さくらんぼティー Part2”。
大分オシャレになった。
椎梛「可愛い♪」
潤「可愛いだけじゃないよ?飲んでみ?」
ストローを持って一口含む椎梛ちゃんの感想を待つ。
椎梛「あ…美味しい…」
潤「当たり前(笑)」
なんて言いながら「良かった」とホッとしている。