☆ARS☆

□学園の嵐 *1st*
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〈椎梛side〉



どうしてここに、屋上に繋がる階段にこの五人が居るの!?



椎梛「マジかよ…」


あ…


雅「えっ!?」

和「言葉遣い…」


ヤバ…マズった…


翔「荒谷ちゃんってそんな言葉使うの!?」

椎梛「これは、その…」



…もう無理か。



椎梛「そうですよ?使いますけど、何か問題でも?」

翔「意外だなーって思ってさ」

椎梛「こんな言葉使ってちゃダメですか?」


完全に開き直りじゃない。


翔「ダメじゃないけど…そんな荒谷様は大丈夫なの?」

椎梛「アウトでしょうね」

和「黙っといてあげよっか?」

椎梛「バラすつもりだったんですか?」

和「そりゃ、荒谷ちゃん約束の場所に来ませんでしたし?」

椎梛「…何で私が1Aに行ってないって言えるんですか?何か証拠でもあるんですか?」

潤「コイツから聞こえる教室の声は騒がしくならなかったから」


コイツと指差したのは…コードが見付からないけどイヤホン?


智「盗聴器だよ」

潤「コイツに悲鳴が届かないって事は1Aには来てないって事」

和「だから、その罰は受けてもらわないと」

椎梛「罰って…それでアナタ方が得する事なんて何もないじゃないですか」

和「ないねぇ」

翔「皆無だね」

潤「でもバラしてほしくないんだろ?」


確かにバレるとかなりヤバい。


潤「だったら俺らの言う事聞いときゃいいんだよ」


成程ね。

それなら確かに得するわね。


和「と言う訳で、皆で一緒に昼食を食べましょう!」

椎梛「私まだ何も言ってな「じゃあバラしてもいいんだ?」


優勢な位置に立てない…


椎梛「…嫌です」

潤「だったら俺らの言う事を聞こうか」

智「あーあ、可哀想に。一気に劣勢になっちゃったね」



こうして、五人に屋上へと無理矢理連れて行かれた。
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