☆ARS☆
□最後まで
3ページ/5ページ
椎梛「危なッ!」
確かにちょっと不安定(笑)
でも、こうして居たい。
だってほら、もうこんなに体が冷えちゃってるじゃん。
風邪は引いて欲しくない。
辛そうな椎梛は見たくないし、俺まで辛くなるし、仕事だから付きっ切りで看病出来ないし。
だから、俺の体温を有るか無しか程だけど分けてあげる。
潤「ごめんな?」
椎梛「ううん、私の方こそごめんね?」
潤「まぁ、そうだね。最後まできちんと話を聞こうとしない椎梛が悪い」
椎梛「もう!」
潤「冗談だって(笑)」
悪いのは半々くらいでしょ。
椎梛「潤君嫌い!」
潤「……じゃあこのまま本当に永遠にバイバイする?」
椎梛「………ヤダ」
潤「でしょ?(笑)」
分かっていて訊いたから。
潤「寂しかったんでしょ?」
椎梛「うん」
潤「悲しかったんでしょ?」
椎梛「うん」
潤「苦しかったんでしょ?」
椎梛「うん」
潤「椎梛は俺の事……嫌いなんて思わないでしょ?」
椎梛「…うん///」
潤「俺も椎梛の事を嫌いになったりしないから」
椎梛「知ってる///」
潤「じゃあ椎梛、俺の所に戻って来てくれるよね?」
椎梛「うん」
愛を確認する様に俺達はキスをした。