☆ARS☆
□一人の男
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〈椎梛side〉
?「アンタら、んな汚い手で俺の女に触れないでくれる?」
椎梛「えっ?アナタ…」
男3「何なんだよ!お前は!」
?「俺?俺はなぁ、今からお前らをボッコボコにする男」
男2「けっ、カッコ付けやがって…やるぞ」
?「この俺をナメてっと痛い目見るぜ?」
そう言うのと同時に救世主は私の両サイドの男に跳び蹴りと回し蹴りを喰らわせた。
すると、先程私の目の前に居た男がよろけながら立ち上がり救世主に後ろから飛び掛かろうとする。
椎梛「後ろ!!」
救世主は素早くそれを避けて男の背中に踵落としをお見舞いした。
?「案外弱ぇのな?」
超カッコイイ…///
?「ほら、おいで!」
椎梛「ちょ…速い!」
?「遅い!」
椎梛「きゃっ!?」
ふわりと浮く私の体。
椎梛「これっ…は、恥ずかしいから早く降ろしてよぉ///」
?「だって遅いんだもん」
何気傷付く…
でも、それとはまた別の胸の痛みが襲う…
…いや、まさか…ね。