それは、まるで麻薬のよう

□It has power
1ページ/5ページ



自分が乗っている海賊船の船長と喧嘩した。
喧嘩して、そのまま船を飛び出してしまった。

飛び出してから、そんなに時間は経ってない。

「どうしようか…」
小さな声で、呟いてみる。
だが、返答など返ってくるはずもなく、自分はため息をつく。


そもそも、喧嘩の原因なんて覚えてない。
本当に、本当に、些細なことで、どちらかが悪かったということもなかった。
それなのに、ついつい船を飛び出してしまい、船に戻りづらい。
気まずい、というより船に残っているクルーにからかわれるのが嫌だ。




「とりあえず、そこら辺でも歩いてみるか…」
元来た道を戻り始めた。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ