それは、まるで麻薬のよう
□It has power
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自分が乗っている海賊船の船長と喧嘩した。
喧嘩して、そのまま船を飛び出してしまった。
飛び出してから、そんなに時間は経ってない。
「どうしようか…」
小さな声で、呟いてみる。
だが、返答など返ってくるはずもなく、自分はため息をつく。
そもそも、喧嘩の原因なんて覚えてない。
本当に、本当に、些細なことで、どちらかが悪かったということもなかった。
それなのに、ついつい船を飛び出してしまい、船に戻りづらい。
気まずい、というより船に残っているクルーにからかわれるのが嫌だ。
「とりあえず、そこら辺でも歩いてみるか…」
元来た道を戻り始めた。
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