星の少女

□1.目覚め
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白い部屋の中に私は居た。


何年も、何百年も、ここに居る。


いつから居たのかなんてわからない。


いつまで居るのかも…


ただ、こうして待っているのだ。


その時が来るのを。


その人達が現れるのを。


身体中にコードやチューブを繋がれ、


よくわからない液体に浸されて


私は待ち続けるのだ。


あの方が望んだ世界のために


あの方が描いた理想のために


彼らを――――





 
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