現実逃避

□安心
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…パタン。

はぁ…何でこんなに言われなきゃいけないの?
私はただただセンターに立ってるだけで何もしてないのに…。

事務所やマネージャーから絶対にネットを見るなと言われ、3日くらいは守ってたけど…やっぱり気になっちゃった5分前。
見なきゃ良かった…

モヤモヤして苦しい。
気にしなきゃ良いことなのに…
どーしても悩んでしまう。

だめだ。

とにかく目を閉じてソファーに身体を預けた。

現実から目を反らすために…





ここはどこ?
…あー私寝ちゃってたんだ。
だんだん意識が覚醒してあとは目をあけるだけなのに、居心地が良かった。


「…敦子、1人じゃないからな」

ーたかみな、来てたんだ。

高橋「ウチはいつだって味方だから。抱え込むなよ。」

暖かいたかみなの温もりが遠のいて、目をあけてしがみつこうとしたら優しいキスが降りて来た。

高橋「…世界で1番愛してる」


あんなに辛かったはずの出来事がこの言葉で一気に吹き飛んだ。

私は今とても安心してる…





END

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