黒バスlong
□bitter
1ページ/2ページ
入学式が終わり、自由時間となった。
帰るも良し、部活見学をしても良いし、学校探索も良い。
私は帰ってもやることがないから一人で学校探索をする事にした。
廊下を歩いていると二、三年だろうか。
かなり個性的な髪色の二人が向こうから歩いてくる。
…赤と緑。
じっと見ていることがばれたのか向こうもこっちを見てきた。
先輩だろうからぺこりと会釈する。
すると赤髪の方がすれ違い様に声をかけてきた。
「会釈しなくていいよ、俺達も一年だから」
ふーん…って、えっ!?
でかくね!?
「あ、そうなんだ…」
「緑間はでかいよな」
なんと心の中を読んできた。
「…よく言われるのだよ」
…だよ?
どこの「弁」なのだよ。
「えっと…緑間、君?私は北村優里です。よろしくね」
「…あぁ」
「ちなみに俺は赤司な。よろしく」
「よろしくー」
それから三人で他愛も無い話をした後、私はまた学校探索を続けた。
ー第二話endー