先輩観察帳
□私の名前
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爽やかなそよ風
暖かな太陽
気持ちのよい緑の香り
そして、あの誰にも負けないかっこよさを保つ後ろ姿は………
「しっずお先輩♪おはようございまーす♪♪」
朝から静雄先輩に会えるなんて!
なんて私はラッキーガール!!
朝からつきまくってるぜぇえええええええええ!!
朝から静雄に会えるという自分にとって死ぬほど嬉しい思いをした優衣は、ハイテンションで静雄に挨拶をした
「あぁ…おはよう」
さすが静雄先輩!!今日も素敵!かっこいいです!
目をハートにして輝いた顔を静雄にむける優衣
だが、静雄は優衣の顔を見た瞬間何か考え事を始め、少し困った顔をしていた
「先輩?」
「…………」
あぁ、先輩!そんな顔をしないで下さい!!いや!その顔も素敵なんですけどね?なんか…こう…ムラムラします!!←
「あの…静雄先輩?」
でも、やっぱり静雄先輩が困ってるのは嫌だ!
一度呼んでみたが反応がなかったので、優衣はもう一度静雄の名前を呼んだ
「…あ?」
「あの〜……静雄先輩どうかしたんですか?」
「!?……いや………お前の事なんだけどよ」
私が先輩の気持ちを察したのに驚いたのか、先輩が目を見開いた
先輩超可愛い!!!
んもうっ!この優衣!先輩のことなら愛の力でわかっちゃいますよ♪
…………てか
「わわわ…私の事ォオオオオオオオオオオ!!?私の事なんですか!!?」
「あぁ…ちょっとお前のことで少し悩んでたんだよ」
え?私の事で悩んでたって……
それって………まさか………
フラグMAXですか!!?
ついに!!静雄先輩が私に………キャーッッッvV
「俺さ…よく考えたら、まだお前の名前知らないんだけどよ……」
「……へ?」
静雄の意外な言葉に優衣は思わず間抜けな声をもらした
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