A desert wind

□お泊まり会にて
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「ただいま〜っ」


「…随分と遅かったな」


ミレイ達が部屋に入るとレオはフィルとラルクのブラッシングをしている最中だった。


「まぁね、それより今日ミレナちゃんとリオンさんもこの部屋に泊まる事になったからねっ」


「おぅ……っては!?」


「レオ面白い〜、街で会ったのよ。聞いたら所宿までとってないらしいからつれてきちゃったっ」


レオにしては珍しい反応をみてミレイは笑いながらまだ部屋の入り口に立っているミレナ達をよんだ。


「えと…失礼しまーす」


「よう、レオ久しぶりだな」


若干、遠慮がちに入るミレナを横にリオンはスタスタと歩いてレオの元へ向かった。


「ちょっ、リオンもう少し遠慮しなさいよ!!」


「…ブラッシングしてたのか…二匹ともいい毛並みしてるな」


「ありがとうな。アンとシエルだったか?あいつらもいい毛並みしてるじゃないか」


リオンは後ろの方で騒いでいるミレナのことをスルーして話している。

レオも場の空気を読んでミレナには触れずリオンと語り始めた。


「無視しなくたっていいじゃない〜」


「まぁまぁ、ミレナちゃん落ち着いて?…あっそう言えばここの宿、露天風呂があるっていってたから入りに行かない?」


「えっ、露天風呂があるの!?」


「うんっ、さっき女将さんから聞いたんだ〜」


「いいね、早く入りに行こ!!」


「うん!!じゃあ、レオ私達お風呂行ってくるから宜しくねっ」


「あぁ」


レオの返事を聞いたミレイ達は勢いよく部屋から出て行った。





「………俺達も入りに行くか?」


「……そうだな」


リオンとレオ、そしてラルクは支度をすると部屋から出て行った。





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