A desert wind

□俺がミレナ
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「あれっ

「なんだ


しかし投げたモンスターボールは、ヘルガーの前に落ちてしまった。


「何をしているリオン


勿論この光景を見てたレオは眉間に皺を寄せながら怒鳴り散らした。


「何かよくわからねぇがヘルガー もう一度火炎放射だ


今度こそ駄目だと思い、リオン(ミレナ)は目をつぶってしまったが、


「グレイシア 冷凍ビームで相殺しろ


リオン(ミレナ)の後ろからミレナ(リオン)がグレイシアで迎え撃った。


「大丈夫か

「あっうん ありがとう」

「やってくれるな お嬢ちゃん」


ボスは標的をミレナ(リオン)に向けて、再び火炎放射を放つがいとも簡単に避けて、ボスの近くまで走り込んだ。


「この身体に…………」

「なっ

「傷付けようとするんじゃねーー


ミレナ(リオン)の一発はボスの顎を正確に捕らえた。


「さすがね リオン

「まあな


その後、敵を制圧して任務を終わらせた3人はバイクのある場所まで歩こうとするが、レオに呼び止められた。


「おい リオン ミレナ」

「何だ

「どうしたの

「お前ら 何か隠してないか

「「(ギクッ)」」

「なっ何の事よ

「そうだ いきなりどうしたんだよ

「お前ら 入れ替わっただろ


まさかのレオの発言に、しばし沈黙が生じた。


「何時から気付いた

「さっきの戦闘中だ」


そう言われればと思う点がいくつもあった。


「ごめんねレオ

「いや 良いんだ」

「「」」

「実はな……このポケモンの仕業なんだ」


レオはそう言うとマナフィの入ったボールを見せた。


「コイツの保護をしていたら、どこかしらにハートスワップをかけたらしくてな まさかお前達だったとは」


必死に笑いをこらえているレオに対し、リオンとミレナは黒いオーラを漂わしていた。


「お前が………」

「犯人だったのね……」

「すまん 悪かった


「「レオーー」」


しばらくの間、リオンとミレナはレオを追いかけ回していたらしい。

結局、入れ替わりも1日で治った。


END
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