A desert wind
□タイミングの問題です
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…どうしてこんな事になってしまったんだろう…いや、今回は私が悪いんだけど……
私の目の前に立っているのは明らかに苛立っている様子の私の姿をしたレオ。
レオが私の姿になっているのだから勿論、私はレオの姿になっている。
何故、こうなってしまったのかというと……
遡る事、数時間前…
「ねぇ〜レオ、どっか行こうよっ!!」
「…お前は口を開く度にどこかに行きたいしか言えないのかよ」
いつも通り宿に着いた私達は部屋をとって寛いでいた。
あ…ちゃんと部屋は私とレオで違うわよ?
私が荷物の整理を終えてからレオの部屋に遊びに行ってたの。
「だって暇なんだもんっ」
「暇なら読書でもしとけよ。……それに今日は暇じゃないからな。フィル、ラルク、こいつを任せる。絶対、中に入れるなよ?」
『りょーかい』
『さ、早く行きましょミレイ』
そう言って私はフィルとラルクによって強制的に部屋から出されてしまった。
その後、ちょっとふてくされたけどもラルクが街を見て回りたいって言うから三人で街を見て回ってたの。
途中で疲れたから皆で戻ってきて私の方の部屋で寛いでた。
暫くするとフィルとラルクは寝ちゃったからレオの部屋にまた遊びにいっちゃったの。
レオの部屋に入った瞬間、凄い光に包まれた。
反射的に目を瞑って目を開けたら私はレオになっていた。
こうして、文頭みたいな状況ができたのです。
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