A desert wind

□とある快晴の日に
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「うわぁ〜超きれい!!」

セレビィの祠の森をこえて少し歩くと湖がある。そこはとてもオーレ地方とは思えないほど綺麗で砂漠の方では見ないポケモン達がたくさんいた。

『ここにくるのは久しぶりね』

「こんな所、オーレにあったんだ…」

ミレイ、フィルが思い思いに喋っていっているとちょうどいい木陰を見つけたレオとラルクが2人を呼んだ。

それからミレイとフィルが作ったお弁当を広げた。

「ねぇ、レオさっきフィルがここにくるのは久しぶりっていってたけど、前はよくきてたの?」

「…ここは代々、焔一族が守っている湖でな。俺が小さい頃はよくフィルとラルクとここに来ていたんだ」

「へぇ〜、じゃあここはレオの思い出の場所でもあるんだね」

「あぁ、……何故ニヤついてる?」

「ニヤついてないよ!!…ただレオが自分の思い出の場所に私を連れてきてくれた事が嬉しいの!!」

「そういうものなのか」

「そーいうものよ」

お弁当も食べ終わりミレイはそう言うとレオにもたれかかった。少し頬が赤い。

レオはそんなミレイを少し見て何も言わず湖を見つめた。

ちなみにフィルとラルクは少し離れた場所で他のポケモン達と寝ている。

「なぁ…ミレイ……」

暫く無言が続いていたが、レオがミレイに話し掛けた。

「…寝てるのか?不用心なやつだな」

しかし、ミレイは寝ているらしく返事は返ってこなかったが一方的にレオは続けた。

「…俺はミレイ…お前に出会えて良かった。お前のおかげでダークポケモン達も救えたしな。だが…いつも勝手に面倒事に首を突っ込むのは止めてもらいたいがな。」

一息つきまたレオが話し掛ける。

「でもまぁ、お前がいると飽きないよな。いつも変な行動してるし…」

クスッとレオが笑う。

「だがなんだかんだで俺はミレイの事が好きなのかもな…」

レオはそう呟くと 俺も寝るか と言って目を瞑った。

暫くすると寝息が聞こえてきた。それを確認したミレイはゆっくりと起き上がった。

「…レオって私の事そう思ってたんだ…。私もレオに出会えて良かったよ。……最後何て言ってたんだろ?」

でも、まぁ いいか とミレイは呟くとレオに寄り添って寝る体勢に入った。










END
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