A desert wind

□共闘
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『レオやばいよ

「分かってる」


レオとフィルそしてラルクの周りには沢山の戦闘員が囲んでいた

何時もならすぐに一蹴する事が出来るが今回は訳が違う。何故なら………


「どうした早く俺達を倒して見ろよ この女の命はどうなるか分からんがな」

「は 離してよ


そう ミレイを人質として捕らわれてしまっているから、レオも動けずにいたのだ。


「ミレイを離せ」

「そうだな〜 お前が代わりに人質になるならいいぜ」

「なに

『レオを人質とするなんて何考えているんだか』

『人質にした所ですぐに逃げちまうぜ』


フィルとラルクは呆れながらもそう呟いた。
まあ戦闘員に聞こえているはずが無いが


「へっ いいのかお前達が返り討ちにあうだけだぜ

「あぁ 心配するなって」


1人の男がパチンと指を鳴らすと、どこからともなくレオに鎖が飛んできた。


「ちっ」

『「レオ」』

『大丈夫なのか


「力が抜けてく………」


何時ならすぐに鎖を壊す事が出来る筈なのに、
レオは何も出来ずそのまま倒れ込んでしまった。

「よし 獲物を手に入れた 撤退するぞ

「「「ラジャー」」」

「きゃっ

『『ミレイ』』

「あばよ


ミレイを突き放すと、戦闘員はレオを連れて車に乗り込んでしまった。


「あたしは構わないから早くレオを

『分かった フィル

『やっているわよ


慌てながらもフィルはサイコキネシスで足止めを試みたが、何故か影響を受けずにそのまま走り出してしまった。



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