A desert wind

□その一言で…
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「頼む!!その…俺の代わりにL'Arc-en-Cielのライブに行ってきてくれないか!?」

「は?」

マサにいきなり肩を掴まれて言われたレオは思わず聞き返し、ミレイは目を輝かせた。



























「…落ち着いた所で、とりあえず理由を聞いてもいいか?」

文頭からマサが暴れまくりやっとレオ、フィルに抑えつけられて静まったところ…。

「そうよ、L'Arc-en-Cielっていったらマサの大好きなバンドじゃない」

「あ、あぁ… 実はな今、L'Arc-en-Cielは世界ツアーの真っ最中なんだ。そんで来週の日曜日にフェナスのコロシアムでライブをやるんだけど……」

「…急用でもできたのか?」

「あぁ、来週はギンザルとなパイラの事で大事な会議が入っちまったんだよ…」

ため息を尽きながら言うマサを見てミレイは尋ねた。

「その会議って違う日にはできないの?」

「俺も聞いたんだがよ、なんかどっかのお偉いさんがくるらしいんだよ」

「そうなんだ…」

「あぁ、だから俺の代わりに見に行ってくれ!!
そんで出来たらでいいんだけどサインを貰ってきてくれないか?」

「……わかった、俺たちでいいなら行ってくる。サインは本人達に会えるかどうかわからないからな」

「ありがとうなっ、任せたぜ!!」

マサは満面の笑みを浮かべて「俺の分まで楽しんでこいよ」といいながらチケットを渡した。








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