A desert wind
□彼はスッゴくモテるんです…
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「ねぇレオ、この服可愛いない?」
「…あぁ、そうだな」
「もうっ、ちゃんとしてよ!!」
「受け答えはしてるだろ?」
「そうじゃなくて!!もっとこう…」
レオ達はとある街のショッピングモールに来ていた。
現在、ミレイが洋服について色々と(今年の流行)悩んでいる最中(かれこれ一時間)であり、レオはそろそろ限界が近づいているのである。
「ねぇ、レ…」
「悪い…少し外で休んでくる」
レオはそう言うとミレイの答えも聞かず外に出て行ってしまった。
「流石にちょっと付き合わせ過ぎちゃったかな…」
思い返せば顔も少し青白かった気がするし…
ミレイは買い物かごを元の場所に戻すとレオの後を追い掛けるため走り出した。
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