A desert wind

□とある快晴の日に
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「う〜ん…よく寝たぁ」

朝、目を覚ましたミレイは体をのばしながらふと外を見た。

「んー…いい天気だからどっか行きたいなぁ…」

空は雲が一つもないほどの快晴。

ミレイは服を着替えて身支度をし隣のレオがいる部屋に向かった。




















コン コン ガチャ

「レオ、フィル、ラルクおはよー!!」

『おはよー、ミレイ』

『はよー』

「おはよう……珍しいな、お前がノックしてから入ってくるなんて」

「今日はそんな気分だったのよ。ねぇレオ、今日何か予定あったっけ?」

「特になかったが…どうかしたか?」

「じゃあさ、どっか行こうよ!!」

「……」

『やっぱり』

『言うと思ったわ』

レオは無言で返しフィルとラルクは予想していたらしい。

『ミレイはどこか行きたいところあるのか?』

「んー…遊園地!!」

ラルクが尋ねるとミレイが目を輝かせながら答えた。

「…遊園地つったらイッシュのライモンシティか?」

「うん!!」

『さすがに今からじゃちょっとキツくない?』

フィルが時計を見ると時刻は10時を少し過ぎた頃。
確かにイッシュに行くのには少し無理がある。
レオが裏技を使ったらまた別の話だが……。

「……遊園地は無理でも近場なら付き合ってやってもいいぞ」

「…え?ほんと!?」

「あぁ」

『うわ…珍しいな』

『何か悪いものでも食べたの?』

「お前ら失礼だぞ。……最近はシャドーの残党をボコったり、色々と裏に圧力かけたりしてたからな。…要は息抜きだ、息抜き」

『ふ〜ん、まぁレオがそれでいいなら俺らはいいや』

『そうね、それでミレイあなたはどこ行きたいの?』

「んーとね…じゃあアゲトでピクニックがいいな!!」

「アゲトか…なら俺が良い場所を知ってるからそこに行くか」

「うん!!」

そうして、話が決まったあとミレイとフィルがお弁当を作りレオとラルクが必要な物を用意してアゲトに向かった。










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