A desert wind

□海に行こう2!!
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朝、起きて。


「…オ!!レオ!!」

朝って言ってもまだ太陽も出ていない内にレオはパートナーのミレイに起こされた。
隣ではリオンがレオと同じようにミレナに起こされている。

「……まだ太陽も出ていないのにどうしたんだよ?」

「何でって海に行くからよ!!早く出ないとここからじゃ遠いもの!!」


リオンがミレナに尋ねると当たり前のようミレナが答えた。

「…にしても、お前が俺より早く起きるっていうのは珍しいな、ミレイ」

「だって、スッゴい楽しみだったんだから!!それに今回はミレナちゃんもいるしねっ」


『この子達のガールズトークが凄すぎて全く眠れなかったのよ?』

フィルがテレパシーでレオとミレイ、ラルクに話し掛ける。

『良かったぁ…レオ達と寝てて、でもこっちも何か物騒な事話してた気がする』

ラルクが身震いしながらレオ、ミレイ、フィルに言った。


「とりあえず、お前らは出掛ける準備はできているのか?」

「「もちろん!!」」


リオンがミレナとミレイに問うと2人は双子のように息を合わせて答えた。

「わかった。それじゃあ、俺らの準備が終わるまで少し待ってくれるか?すぐ出来るからさ」

レオがそう言い、リオンが「早くしてよね!!」と騒いでいる2人とフィル、ラルクを部屋から出した。

「それじゃあ、俺らも準備するか」

2人を出したリオンが準備をしながらレオに話し掛ける。

「ところでレオ、お前は海に入るのか?」

「入る気は全くない……が…」

「ミレイが駄々をこねそう…てか?」

「あぁ…あいつは駄々こね初めると大変だしな。…それに俺は水着と言うのを持ってない。」

「せっかく海にいくのに勿体ないな」

「リオンは入るのか?」

「一応、入ろうとは思っているがな…その時の気分だ」

「そうか…、じゃあ準備も出来た事だしいくか」

「そうだな、なんか廊下から叫び声が聞こえるし…」

レオとリオンはその叫び声をきいて呆れながらミレイとミレナが待つ廊下に出た。






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