A desert wind

□珍しい日
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朝起きて。

「おっはよー、レオ!」
寝惚けた顔など一度も見せたことのないレオを見るととても安心する。






「ねぇレオ、今日の予定は?」

ミレイがそう聞くと、レオは呆れたようにため息をついた。

「昨日言っただろうが。この先の道が土砂崩れで通行止めだ。」

しかも原因はストリートバトルをしていた地面タイプ通しの地震、地割れ、岩雪崩だという。

現在は作業員指揮の下、そのトレーナーのポケモンたちが復旧作業を進めているが、通行可能になるまでどれだけの時間かかるか。

「それは聞いたってば。だからさ、今日は何も予定ないんでしょ? だったらさ……」

ごにょごにょと言いよどむミレイ。

それを見て、レオは表情を僅かに和らげ、席を立つ。

「って、レオ?」

「たまには目的も持たずに町をぶらつくってのもいいだろ」

「……うん!」


そんな様子を見て、足元のディアとニュイは首を振って2人から離れていった。










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