放浪記っ!
□蒼色の期待はずれ
1ページ/5ページ
しばらく旅費の心配はないし、この波に乗って脱ニートなるぜ!
と決心したものの、そんなすぐにできるとは思っていない、これでも。
逆に焦って変な所に仕えてしまったりとかあったら嫌だしね
「ふっ……事は慎重に為さねば」キリッ
……ひとりになると寂しいんです、ぼっち嫌い!
とりあえず今候補に上がっているのは上杉かな
あそこならかすがもいるし、何たってお米も美味しいし!これすっごく重要。
しかも謙信さんも慶次もいい人だったしね
あとは……
「………だて?」
確かにあそこも(片倉さんの)野菜とか美味しかったし、居心地も悪くなかっ…た?
ただ欠点がね。
……ってか基準が食べ物はよくないな、いかんいかん
「どうしようかにぇー…」
案外時間がかかりそうだ…はぁ、他にあるとしたら、
「北条でしょー?あと徳川…石田…上田…あ、上田はいいや。毛利…これは前向きかな。…雑賀…長曾我部…島津…烏城……そんなもんかな」
ひとつひとつ指を折りながら候補を出す
ちなみに上田に関しては、…こう言うのもなんだけど、即除外です
何でかって?佐助がいるから(キッパリ)
風の噂では北条と雑賀はいつでも人を募っているらしいし
それに北条の現当主、北条氏政は高齢であるし、きっと人使いもそれほど荒くないはずだ、多分
雑賀はそれなりに能力があればちゃんと雇ってくれると聞くし、
「とりあえず北条に行ってみよう!」
雪華の行動原理はほとんど思いつきです。
→