魔法少女BASARA☆マギカ

□第1話「友達ってこういうもの」
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「はぁ〜、終わった〜!」

入学式、長かったなー。
私は、3組だった。
マミと別々の高校にしたから、暇だ。
また、

「私、ひとりぼっち・・。」

とか、言ってないかな。
いや、言ってる。絶対言ってる。

「静かに!!」

う、うわ!びっくりした・・。
声でかいな。胸も。

「我が名は、雑賀孫市!
1年間、お前達の担任を務める!」

黒板に書いた字は、そんなに大きくなかった。
若い先生だな〜。
早乙女先生も、いい先生だったけど、
自分の恋愛話ばっかりするもんな・・。

「私の指導は厳しいぞ。ついてこれるか?」

軽く笑って、解散になった。
なんか、怖そう・・。
まあ、いいや。さっさと帰ろう。

「片倉つらら!」
「ひぇ!は、はい!」
「お前は、片倉の妹らしいな。」
「そ、そうです!!!」
「あいつは、家でもあんな感じか?」
「い、いえ・・
優しい兄です・・。」
「そうか。気をつけて帰れ。」

びっくりした〜!
なんか、ソウルジェム濁ったかも・・。

「あ、メール。」

「きゃっほー!さやかちゃんで〜す!
つららさん!入学おめでとう!
いまからマミさん家でパーティーするよ!
ケーキ、いっぱいあるから、来てね〜!」

「行く!」

マミのケーキ、食べ放題だと!
これは行くしかないじゃない!

「あの!これから、
みんなで食事に行くんですが、来ませんか?」
「え、えぇっと、あなたは・・」
「鶴姫です!」
「ご、ごめん!私、もう約束してるの!
ごめんね!」
「ま、待ってください!」

彼女には悪いけど、
マミのケーキ食べ放題には代えられない。
駅に直行し、
見滝原行きのキップを買った。
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