はっぴーすとらいく!〜長編〜

□episode1 始まりの物語
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日差しが差し込み、小鳥が鳴いている





「ん・・・」





もう朝か 





俺は起き上がり、欠伸をした





でもなにか、いつもと違う気がする





「・・・・?」





この違和感はなんだろう





色々疑問に思いながらも、立ち上がった





と、その時だった





「・・・・・・え??」





耳と尻尾はいつもと変わらない





だけど





(み・・・・見間違い・・・・・だよな・・・・・)





何度も目をこすってみるが目の前の鏡に映る自分の姿は変わらない





「え・・・・・な・・・・なんだよこれ・・・」





白い手足





かすかな胸のふくらみ





間違いない





どっからどう見ても人間の女だ





「はあ?! ど・・・・どうなってんだよ?!」





あらためて自分の姿をみてみる





俺がなにがおこっているのか分からなかった





*****





気分を落ち着かせるために俺は外にでた





何も変わらない





いったいどうなってるんだろう





ファルコとも、ウルフとも、他の人達とも連絡がとれない





みんなは・・・・どうしてるんだ





俺と同じ状態・・・・なのか?





そう考えながら、歩いていると





「おまえ・・・フォックスか・・・?」





という聞きなれた声が聞こえた





驚いて後ろを見ると、青髪のポニテの女がたっていた





「・・・・・??」





俺は目の前にいるのが誰だかわからず、おろおろしていると





「俺の質問に答えろ フォックスなのか??」





と、さっきより強めに聞いてきた





「え・・・・ ああ でも・・・なんで俺のこと知ってんだ??」





そう答えるとそいつは、ため息をつき「まぁわかるわけないよな」とつぶやいていた





すると、そいつは俺に近づきこういった





「俺はファルコだ どうやらおまえも俺達と同じことになってるらしいな」





え・・・・ ファルコ・・・・・?





「無事でよかった さっきアイクとマルスにも会ってな あいつらも俺達と同じことになっていた」





「アイクとマルスも・・・・・??」





「あいつらに話があるといわれてな フォックスも一緒に来い なんかわかるかもしんねぇし」





「あ・・・ああ」





俺はそういうとファルコについていった





この時はまだ知らなかった





まさかあんなことになるなんて
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