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*輪切りで折半*


スティング「フェアリーテイル最終回おめでとうおめでとう」
ローグ「おめでとうありがとう」
スティング「ハァ〜終わっちまったなあ〜」
ローグ「ああ、終わってしまったな」
スティング「で、何年経った?」
ローグ「…」
スティング「……」
ローグ「………考えたくない…」
スティング「………この話題はやめにしよう俺たちは歳を取らないサザエさん方式で」
ローグ「ところでスティング」
スティング「なんだよ?」
ローグ「お前はセイバーの代表だよな?」
スティング「う、うん」
ローグ「だったらこの先の結婚ラッシュはお前がセイバー代表として顔出してくれるよな?」
スティング「うーん、それは嫌かな」
ローグ「なんでだよ、セイバー全員で押しかけたら向こうさんも迷惑だろ」
スティング「なんで選択肢が一人か全員しかないの?複数人で行けばいいじゃん、セイバー代表で俺だけ行かされたらアウェー感で俺の精神が死ぬよ」
ローグ「じゃあ誰が行くんだよ」
スティング「普通は双竜揃って出席するだろ、世間的にもそうなんだからさ」
ローグ「俺たちは漫才師か何かか?そうしたらなんでお嬢は来ないユキノは来ないになるだろうが」
スティング「そこはそれ、人脈に合わせて人選は柔軟にだよ。流石にガジルさんの時は来ないとお前、薄情すぎるぞ」
ローグ「ガジルの時は行く、行くから後は頼んだ」
スティング「おいおいおいおい」
ローグ「ご祝儀って経費で落ちると思う?」
スティング「あーもうそういう話になってきた、結局そこだろ!?いいじゃんそれくらい出しても、出して堂々とバームクーヘン貰って帰ってこようぜ」
ローグ「できれば経費でバームクーヘン食いたいだろうが」
スティング「間を無くすなよ!!!ったく祝いの席なんだからさぁ、めでたいことなんだからさぁ」
ローグ「つったってガジルはともかくとしてそんなまともに喋ったことない人の結婚式に出て財布寂しくさせた挙句、お前んとこのマスターまだ独身って言われる俺の身にもなってみろよ」
スティング「お前の身にならなくても十分自分ごとだよ俺が一番言われてるよ!?今なうだよ俺がだよ俺俺、俺!!!」
ローグ「最終回見たか?俺は小食だ、ああそんなに食えないよ、食えないけど毎回優勝する意気込みで食ってるんだよ経費使うために」
スティング「俺だって太るよ、太るのわかってて優勝する意気込みで食ってんだよ?」
ローグ「ナツんとこはルーシィの受賞パーティーだ、文学賞だから賞金も出てるし印税入るし、パーティーは向こう持ちだからほぼ全員で押しかけて飲み食いして土産も貰ったらしい」
スティング「まあそれは羨ましいよな。ルーファスに頼んで一筆受賞できそうなの書いてもらうかだよな」
ローグ「問題はそこじゃない。経費とかそういう問題じゃない。そこじゃないんだ!!!滅竜魔導士の中で誰が最後になるかだ」
スティング「最後って?」
ローグ「年齢的にウェンディとかそういうのはなしだ。ウェンディだけ女性だからな。ガジルから始まって何気に厳ついところから着々とお相手が決まってる、ラクサスも浮いた噂が尽きない」
スティング「あーたしかになぁ、」
ローグ「確かになぁ、なんて言っている場合じゃないぞお前、最終回ちゃんと見たのか?」
スティング「見たよ?」
ローグ「俺は戦慄したぞ…」
スティング「仕方ないだろ!?俺だってセイバーにはロマンスがない男子は男子女子は女子でつるみがちって散々言われてるの知ってるけど、一応仲は良くやってってるじゃないか!」
ローグ「自覚はあったんだな」
スティング「そりゃあ方々から言われてりゃあな、でも考えてみればウチは歴史も浅いし若手が多いし、当然なんだよ、あと数年待ってみればそれなりにできてくるって」
ローグ「じゃあ上からの改革だな」
スティング「俺は皆の背中を見届けてから行く」
ローグ「お前な…散々言われてるんじゃなかったのか」
スティング「だってまだ20だよ?滅竜魔導士的に言えば精神年齢なんて実年齢マイナス10くらいで考えなきゃ辻褄合わないんだから俺は10歳!!!おう男児真っ只中!!!!」
ローグ「お前その理屈で生きてると独身真っ逆さまだぞ」
スティング「独身で何が悪い…クソ…」
ローグ「別に悪くはない。浮いた噂の一つもないのが問題だと言ってるんだ。マスターマカロフがご老体に鞭打って仕事されてるがラクサスにその座をお譲りなすったらどうなる、お前パツ金タレ目滅竜魔導士マスターとして確実に比べられるぞ!」
スティング「そこは他所は他所ウチはウチだから、ナンバーワンよりオンリーワンだからさ、俺の良さ覚えといて」
ローグ「俺は怖い」
スティング「何がだよ」
ローグ「お前がラクサスと比べられるのと同様俺が世話焼き役としてフリードと比べられるのが怖い」
スティング「考えすぎじゃね?」
ローグ「ああ、考えすぎだといいな。俺は絶対に嫌だ。何が悲しくてこいつの世話をせっせと焼かないといけないんだ。そして中の人的に比べられたくない」
スティング「そこが本音だろ。お前はお前、オンリーワンだから。だからさ、セイバー代表は双竜でいいな?」
ローグ「仕方ないな。ご祝儀は折半だぞ」
スティング「そういうやり方あんの?」
ローグ「バームクーヘンも折半な」
スティング「別にいいけど」


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