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□ひかり と かげ
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おまけ:後日
「聞いたよ。スティングとローグ、君たちはやっぱりそういう関係だったのか」
「は?何だよルーファス、なにを聞いたんだ?」
「レクターとフロッシュが話していてね。君がローグのところで寝ていたと。
さては夜這いかい?」
「あー、あれね」
「う…フロッシュ、話したのか?」
「うん!スティングとローグなかよし」
「それなんだけどさー。聞いてよ、ローグってば先に寝ちゃうんだぜ?
俺放置で。ひっでぇよな」
「おい、その前にまず誤解を解かないか。」
「え?あってんじゃん。俺がせっかく人肌を提供しにいったのにぐは」
「口を閉じないと刺すぞ」
「だって本当のことぐは」
「なにも無かった。ただ俺が冷え症だから…そういう意味の人肌で…!」
「ははん。それでよく眠れたかい?」
「ああ…まあ…」
「ローグ気持ちよさそうにすーすー寝てたぜ。それで俺もなにもできなかったんだけどさ」
「お前は夕食抜きだ」
「だって本当にそうだったんごべっ」
「ローグ君、スティング君死んじゃいます」
「スティング、世の中にはこんな言葉がある。据え膳食わぬは」
「男の恥!!ってな。スティングーお前、ヘタレだったのかー?」
「おいオルガ!」
「cool!大スクープ!双竜まさかの熱愛報道!2人の熱い絆は伊達じゃない!coool!」
「おい!なぜ週ソラの記者がいるんだ!」
「あれ、言ってなかったけか?今日は新・セイバートゥースのギルドメンバーに
今後の意気込みインタビューの日だぞ?おい記者!俺をインタビューしやがれ!」
「coooool!」
〜
「見てーナツー、今週の週ソラー」
「おー何だハッピー」
「双竜まさかの熱愛報道!だってー!でぇきてぇるぅ」
「え?ウソ?ちょっとあたしにも見せなさいハッピー!」
「あい」
「何だ何だ?」
「うっそー!スティングとローグがー?まあ確かに男の子2人のコンビって珍しいとは
思ってたけど。ほら見てグレイ」
「うお、まじかよ。確かにあいつらいっつもベタついてるとは思ってたけどよ…
なんつーか…引くとかキモいとか通り越して納得だな」
「ほんと、うちのドラゴンスレイヤーとは正反対ね」
「それどういう意味だルーシィ」
「そのまんまの意味よっ!ほらミラさんも見た?」
「見たわよ。うふふ、イケメン2人ってロマンチックよね」
「そうかしらー?あ、でもーナツとガジルのツーショットより全然眼福ね」
「でしょう?」
「褒められてねーのはわかっけど、なんか、怒る気わかねーな」
「スティングは激しく肯定、ローグは激しく否定している…だとよ。ローグ…可哀想に」
「でもーあの2人って、カップルっていうより夫婦じゃない?」
「あ、わかるー!スティングがマスターで、ローグがマスター補佐ってのも!」
「女の子ってああいう話好きだよね。」
「わけわかんねー」
「俺もだ。ま、わかんなくていいと思うぞ」
「どうしたみんなして」
「あ、エルザおはよー。これ見て!今日発売の週ソラ!」
「む…なになに…双竜…まさかの熱愛報道?双竜とは、あのセイバーの?」
「スティングとローグです。でぇきてぇる」
「そうか。やっぱりあの2人。」
「うふふ。エルザったら優しい目してる」
「そうと決まれば祝いに行ってやるぞ!ミラジェーン、赤飯だ!」
「おっけー♪じゃあルーシィはジュース頼んでいい?」
「えー!行っちゃうの!?なんかややこしいことになりそう…」
「ルーシィ…頼んだ。」
「は、はい…」
「俺らは仕事行こうぜ…ナツ…」
「そうだな…行くぞハッピー」
「あい!」
「何だ、あの2人、珍しく仲がいいじゃないか。」
「きっと双竜を見習ったのよ。さ、お赤飯炊かなきゃ」
「ジュース買ってきまーす…」
〜
「おい!何だこの記事は!」
「どうしたんですか、ローグ君。珍しく声を荒らげて」
「週刊ソーサラーだ。あることないこと書かれてるぞ!ないこと9割で!」
「え?あること9割の間違いじゃないのか?」
「スティング…今度という今度は…許さん」
「どうして!書いたのはソーサラーの記者で!!」
「ちゃっかりインタビューに答えているじゃないか!しかも噂を肯定するような!」
「だって本当のことぐおおお」
「ちっ…スティング…今晩夕食に毒キノコ入れてやる」
「ごめんって!っていうかローグもそこまで否定することねーだろ!!」
「別居だ!!!!」
「えーっ!」
「実家に帰らせていただく!」
「今日も賑やかでなによりだね。楽しいギルドの様子…記憶しておくよ」
END
色々すみません。
反省はしているが後悔はしていない。
楽しかったです。