allucciolio

□2008.12.26.
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『ねえ、君は大切な人を、守れてる?』


ふ、と…聞えてきた声

訝しく思いながらも、後ろを振り向く

でも、ただ闇が広がっているだけ

あぁ、これは夢なんだなってすぐにわかった

この声を僕は知らない

知っているような気もするけど…何処で聞いたんだろう


『君は、守れるんでしょう?』


大切な、人…

うん、守ってるよ

でも…守りきれない


『大丈夫だよ、だって君は―――』


…―――――、


 
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