allucciolio
□2008.12.26.
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「恭弥さん?」
「ん…、綱吉?」
「こんなところで寝てたらまた風邪 引きますよ」
闇に慣れていた瞳を開くのに、瞼が重い
ここは、綱吉と、僕の部屋
ボンゴレの日本支部地下アジトにある寝室
僕のアジトにも、同じような部屋が一つある
僕と、綱吉だけが入ることを許された部屋
そこの、ソファーに横になって眠っていた僕を、綱吉が優しく起こしてくれた
「……おはよ、綱吉」
「おはようごあいます、もう夜ですよ?」
「君を待ってたんだよ」
「わかってますよ、ありがとうございます」
幸せな日々が、ずっと、ずっと…
続いていくと、信じていたのに―――…