チャンミン
□妄想
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9月に韓国でカムバックしてから、本当に忙しそうで。
その様子を見ていると、ろくに会えないことに文句なんて言えない。
「でもチャンミン楽しそうだよね」
「はい、楽しいですよ。幸せですから、仕事があること、歌えること」
「チャンミンが幸せそうで、わたしも嬉しいよ」
「デュフッ、名無しさんさんもいてくれるし。あー、早く会いたいですよー」
「わたしも会いたいよー」
本心垂れ流しだ。
「名無しさんさんの読み聞かせ会にも行きたいですよー」
「チャンドラ〜、※×○*…」
チャンミンの声の後ろから、ユノさんらしき人の声。ハングルだったから何を言ったのかわからなかった。
「あー、名無しさんさんごめん。ご飯食べてきます。ユノがうるさいので」
「うん、食べておいで」
チャンミンとユノさんのやりとりを思いながら、わたしはなんだかほっこりして電話を切った。