小説「西嶋君の送る…」

□西嶋君と黒のYシャツ
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「西嶋、今日マジで棚橋んとこいくのか?」

「まぁな。」

#NAME1#は例のおしゃれ眼鏡をかけた西嶋の隣で心配そうに後ろを見やった

後ろには無理やり連れ出されて少し不機嫌そうな佳乃とその横で同じく心配そうな顔の神宇大吾(カミウダイゴ)が寄り添って歩いている。



佳乃はあの一件のあと彼女の親に話して転校することとなった。元いた学校から二駅先の私立高校に入ることになった佳乃に西嶋のはからいで紹介されたのが
その私立高校で生徒会長を務める西嶋のいとこ、神宇だった


#NAME1#はあの時佳乃が西嶋に恋をしたのかと思ったが、日々パンツを語る男には友情を抱くのが精一杯だったらしく、
今は神宇とよろしくやっているらしい。
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