籠の鳥

□籠の鳥 〜第一章〜
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銀さんが帰ってこない
5日ほどまえ、神楽ちゃんが家に泊まった次の日からだ
最初はもしかしたら長谷川さん辺りと飲んでいるのかと思い、1日目はただただ帰りを待った

結局その日は帰って来ることもなく、
2日目は神楽ちゃんと2人で銀さんが行きそうな場所を探した
その時にたまたま長谷川さんと会い、
銀さんのことを聞くと、僕らが泊まった日は2人で飲んでいたが、夜明け前には
帰ったと聞いて、あの馬鹿のことだから何かに巻き込まれたんだと確信し、
僕達は真選組を頼った

「土方さん!!お願いします!!銀さんが帰って来ないんですよ!?」

「おいおい、2、3日帰って来ねぇくらいで騒いでんじゃねぇよ」

「銀ちゃん帰れないときは一言でも電話くれるヨ!!電話もないなんて初めてアル!」

「トシ、市中見回りのときでも捜すことは出来るだろう、俺も総悟も協力するから」

「・・・ったく、わかったよ、見つかったらちゃんと連絡すっから、お前ら家帰れ」

「な、なんでヨ!私達も一緒にっ!」
「目の下に隈作ってるやつが何ぬかしやがる。帰って一旦寝ろ」

「・・・っ、わかりました、お願いしますね」



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